その後〜通夜前


29日  バスで帰省
    「おばあちゃんの葬儀」のための帰省がいまいち受け入れられない
     
    実家に到着すると 伯母、伯父がきていた
    床の間はすでに幕が張られ、神棚には半紙が張られている


    そして 介護用ベッドは無く
    棺に横たわるおばあちゃん

   
    脳梗塞で寝たきりだったけど自分でご飯を食べていたし 
    会話も聞き取れるレベルでしゃんとしていた



     死因は 急性肺炎

     小一ヶ月前から嚥下が困難になっていたそうで
     食べると咽たり 食べること自体しんどくなっていたようで・・・

     病気を患っていたわけではないので
     鼻や口に詰め物はなく
     肌はつやつや  頬はピンクで
     どうして棺の中で寝ているのかな?
     って思えるくらい


    夕方市内に住んでいるmy妹がだんなさんと甥っ子をつれてきた


    夕飯
    大皿の刺身と父自慢の切干大根等で黙々と食べる

  
  7時ごろ
    通夜、葬儀を手伝ってもらう町内の人と打ち合わせ 13,4人ぞくぞく
    茶 茶 茶の用意



 30日 通夜 当日 
    昼ごはん前に 近県に住む叔父一家到着
    こいつらは 世話をかける とか 手間を取らせるなどの
    遠慮の思考がもともと無い奴等で
    おかげで こいつらの食べる分を想定し、
    米を一升炊く羽目になった

    ほんとにお手間な奴等だ
    おまけに声がでかくて うるせー


    (後に この叔父の妻方の親戚が葬儀に参列すると言い出し
     精進落としの膳の追加をめぐり 父を怒らせることになる)



    通夜の前に お寺さんに出す茶菓子を買いに 伯母の電気自転車を借り
    生菓子を買いに行く
    川端を通って近道をし、5月も終わるのに暑くも無い
    春の日のうららかな午後・・・といったところ
    いかん  今日はおばあちゃんの通夜だ  思考が変に飛ぶ  



    和菓子屋到着  
    ああ うまそうな生菓子だ  
    (これは一口も僧侶の口に入ることも無く たぶん手伝いの町内の女性     の腹に 入ることだろう)


   夕方 葬儀の会場として借りている集会場で夕飯
   席に着き さあ食べようとすると 前に席の男性がm「○○さん」と私の   名を呼ぶ
        (え  あんた 誰?)
   「△△です」3つ下のいとこ(男)だった・・・・
   20年ぶりとはいわない 
   「まあまあ 立派になって。えっ 子供が中学生? うちは大学と高校よ
    まあまあ  おたがい年をとるはずよね」


      何なんだ この会話   
      そして
      このせりふ  滞在中  何回口にしたことか




 通夜へ